日本語教師養成コースの小野です。この夏休みにウルグアイに行ってきました!ウルグアイは南米、アルゼンチンとブラジルに挟まれた小さな国です。
ウルグアイは、日本語教育においては後進国。日本語を勉強している人は、100名程しかいません。元々はこの国に500名ほどいる日系人の継承語教育として、日本語教育が始まりました。でも今はすでに日系4世が生まれていて、3世の親世代でさえもう日本語が話せないので、日系社会において日本語教育は熱心ではなくなってきています。

それに代わって、ウルグアイの日本語教育を支えているのが、アニメオタクたち。アニメのパワー恐るべし…。ウルグアイは日本語の先生も少ないし、教材も手に入らないし、ウルグアイ国内では就職にも進学にも役立たないし、そもそも日本人がほとんどいないから日本語を覚えても使う機会なんてないし…。それなのに、勉強している人がいる!ということに感動しました。よっぽどアニメの力がすごいんですね。
今回は、友人のツテもあり、現地の日本語講座を見学することができました。見学したのは語学学校の日本語講座です。生徒はみんな仕事が終わった後、講座に来ます。週に一回というゆっくりペースなので、3年目だけど、まだ「みんなの日本語Ⅱ」教材はないのでオリジナルを全ページコピーして冊子にしています。
先生含め全員がスペイン語話者なので、授業は間接法で行われます。日本で何回も授業見学をさせてもらいましたが、外語ビジネス専門学校では直説法での教授法なので、間接法を目にするのは今回が初めて。生徒がわからない文法事項や語彙をダイレクトにスペイン語で説明できるのは、やはりすごいと思いました。理解が早いです。でもどうしてもスペイン語に頼りがちになってしまうので、直説法と比べて、会話力の伸びは遅れてしまうかな。
初級のうちは間接法でも、3年目にもなったら、日本語を多めにしたほうがいいような気がしました。でも先生に伺ったところ、生徒にストレスを与えないためにスペイン語を多めに授業をし、生徒にも日本語で話すことを強要しないのだとのことでした。やはり、勉強目的が「趣味」のためであり、仕事の合間を縫っての勉強なので、ゆっくりペースでも長く楽しく続けられるほうがいいのでしょう。
日本の日本語学校とは全く違う教育現場を見ることができ、とてもいい刺激になりました。
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